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整体指導者のコラム
| 2008年6月30日 |
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感受性の目覚め
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偶然の一致、という言葉がありますが、整体操法を学んでいるとそういう場面に多々出くわします。
操法の最中に、ふいに気になって、相手の手や足の関節を触れて確かめてみる、そのまま関節に動きをつけてみる。
操法の後、「実は今朝から、その関節が気になってたんですが…」と言われる。
患者さんからすれば「偶然?」と思うでしょうし、私の感覚も「なんとなく」なのですが、実際には微妙な皮膚のすべり具合、筋肉の硬直、骨の硬さ、そんな情報に私の身体が反応してるのでしょう。
つまり、こういうことは偶然ではないのですが、自分自身がきちんと意識化できていないために、偶然と必然の中間のような感じがします。
読む能力が高まれば、もっと的確に操法が行えるのに、といつも思います。
偶然を必然に感じる。そういった能力を向上させるには、感覚を研ぎ澄まし、心身の感受性を高めるしかないのかもしれません。ちなみに整体では、行気法という気を高める訓練を行います。
漁師が海を一望して「あそこに魚の群れがいる」と魚の気配を感じたり、何の変哲もない山の茂みを見て、「さっき熊が通った」と察知する狩人がいるようですが、そういった方達は、相当高い感受性を持っているのでしょう。
本来、人間が当たり前に持っていた優れた身体の意識と感受性。
身体や心を細やかに使わなくても、それなりに生活できてしまう現代。
哀しいことに、相容れないものなのかもしれません。
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