小さな子供をだっこしながら、家事を行う。
筋力のない女性にとって、子育ては重労働です。
私が幼いころは、たすきがけの紐のようなもので、子供を背中におんぶしているお母さん達がたくさんいたようですが、今は見かけなくなりました。
最近は、ワンショルダーのバッグのようなもので子供を前でだっこしている方を、よく見ます。あれは、アメリカからやってきた、ファッションなんでしょうか。
前屈傾向の日本人の場合、身体の前面で子供をだっこするよりは、背中におんぶするほうがラクです。体力のある身体なら問題ないのでしょうが、呼吸器の弱い現代人は、腕に負担をかけると、肩甲骨がそのまま外側に開き、周囲の肋骨も下がって、心臓や肺に大きな負担をかけることになります。
特に女性の場合は、腕の負担が顕著に呼吸器に影響を与えます。
夜中に細かい内職をして、肺を患う女性が時代劇でもよく出てきます。
子育てが原因で、肩や肘に、こりや痛みが発生することもありますが、大抵は子供を抱くときに力任せだったりする場合が多いのです。
子供はおんぶするに越したことはないのですが、どうしても身体の前で抱くのなら、抱いたときに、自分の左右の肩甲骨が身体の中心(背骨)に集まるような使い方をすると、子供の重みが自分の腰に乗るので、腕の負担が和らぎます。
重量挙げの選手が、胸を開いて腰を伸ばした姿勢で、バーベルを持ち上げるのと、イメージは近いですね。荷物を持ち上げるときも、この姿勢は利用できます。
身体の使い方を上手に工夫して、快適な生活を送りたいものです。